大災害の心構えを!

 元旦に令和6年能登半島地震が発生しました。最大震度7、M(マグニチュード)7.6の大地震です。犠牲者に哀悼の誠を捧げるとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈りいたします。▽95年に発生し死者6400人を超えた阪神淡路大震災のM7.3を上回る大きなエネルギーが能登半島を襲いました。被災された方の暮らしは、暖冬傾向の昨今とはいえ、冬の日本海の厳しさを考えると胸が詰まる思いです。▽この篠町も南海トラフ地震は確実に襲ってきます。その時皆さんは備えができていますか?消防などの行政機関は、広い亀岡市全域が同時に地震の被害に見舞われた時、すべてに対応できると思いますか?▽職員自身も被災者になっている可能性も大きいと思います。行政は頼りにはなりますが、まず自分でできること、地域コミュニティでできることを考えて備えを、そして何より心構えをお願いします。

地域コミュニティの進化を!

相変わらずコロナ感染が続いているようですが、社会経済活動も回復してきています。これからは益々多文化社会が広がっていきます。社会は人で成り立っています。地域コミュニティもそれに対応した形に進化する必要があるでしょうね。

加害者を生まない社会へ

安心安全のまちづくりにむけて防犯と交通安全のボランティアをしています。両方をやっていて感じるのは被害者を出さないだけでなく、加害者も生まない社会も合わせて目指さないと全体が上手くいかないということです。

車は急に止まれない、闇バイトには応募しない。

歩行者関連の交通事故が増えてきています

令和4年の京都府内の交通事故死者数は前年に比べ減ってきているものの、事故発生件数はやや増える傾向にあります。亀岡市においても同様の数字が出てきています。
 亀岡警察署交通課の最新の資料を見てみますと、篠町を受け持つ篠交番、つつじヶ丘交番では事故発生件数は前年に比べて顕著な増加が見られます。国道より市道(より生活道路に近い道)が大きく増え、土日より平日の増え方が大きいです。事故原因別では歩行者妨害等と横断等禁止違反が大きく増えており、歩行者が関係する事故が注目されます。
 新型コロナウイルス感染拡大防止対策の緩和にともなって、市民が外に出ることや消費、物流の活発化などが原因と考えられます。
 自動車は二輪車、自転車を含め生活に欠かせない便利な道具ではあるのですが、けっして安全な道具ではなく、人の人生を狂わす凶器ともなるものです。交通事故加害者にならないことはもちろんですが、被害者にならないためにも、凶器が町中を走り回っている中で生活していることを十分に認識してお過ごしいただくようお願いします。

免疫力を高めましょう

新型コロナウイルス感染が第7波に入り感染者数は高止まりしているようです。亀岡市でも連日100人を超え、市長も総理大臣も感染しました。いずれも感染ルートがわからないそうですから、誰が感染者になってもおかしくないと言えます。感染防止対策は重要ですが、なにより自らの免疫力を高める努力が必要かと思います。感染しても自らの免疫力によってウイルスを撃退する。ワクチンや薬のない時代は、免疫力しか頼るものがなかったし、それで人類は今日まで生き延びてこられたと思っています。

特殊詐欺にご注意を

特殊詐欺は、被害者に電話を掛けるなどして対面することなく信頼させて、振り込みなどの方法で現金をだまし取る犯罪です。オレオレ詐欺などが代表例です。

そして近年の新型コロナウイルス感染拡大防止対策に乗じて増えているのがこの手口です。防犯推進委員が敬老会などで寸劇を交えて啓発をしているのですが、実際の手口は非常に巧妙化していて、対応に自信のある人でも引っかかってしまう進化をとげています。家族であっても他の人に相談しにくい環境を作り出すことが上手いのも特徴ですので、少しでも怪しいと感じたらまわりの人に相談する、そんな人がいなかったら市役所でも警察でも気軽に電話することが大切です。

感染症と共棲していくということ

人類の歴史は感染症との戦いです。13世紀のハンセン病、14世紀のペスト、16世紀の梅毒、17~18世紀の天然痘、19世紀のコレラと結核、20世紀に入ってからはスペイン風邪やエイズなど。パンデミック(世界的大流行)になったものだけでも枚挙に暇がありません。今回の新型コロナも、収束しても終わりは無いと思います。人間は様々な有用な菌、ウイルスと共棲しています。今までも、そしてこれからもこれらといかに付き合っていくかを考えなければ、人類の未来は閉ざされるにちがいありません。

消防団員の確保

京都新聞1月27日に「消防団員の待遇 実態踏まえ改善が必要」との社説が載っていた。
私も消防団OBとして、地域の役職にあるものとして消防団員の役割の重要性は身にしみて認識している。私が団員だった頃30年前頃は農業従事者、自営業者と公務員、JA職員が中心であり、日中の非常招集にも対応できた。しかし、今は京都市等へお勤めの方が多く、職場の理解があったとしても日中の活動は物理的に困難な人が多い。かといってそういう条件の人であったとしても団員として受け入れなければ、定員が満たせない。現状を踏まえた上で定員そのものの見直しもされているが、それでも定員割れの団もあると聞いている。
亀岡市には女性だけで組織する「つつじ分団」がある。女性参加の取り組みとして一定の評価をしたいと思うが、「女性だけ」という点に問題が潜んでいると思う。ジェンダーフリーの潮流の中でと振りかぶるつもりはないが、性別に着目しなければならない消防団員活動、組織の見直しこそ必要ではないか。
また、消防団員は地域の役職の入り口という役割もある。その視点も消防団員確保には考えたほうがいい。