消防団員の確保

京都新聞1月27日に「消防団員の待遇 実態踏まえ改善が必要」との社説が載っていた。
私も消防団OBとして、地域の役職にあるものとして消防団員の役割の重要性は身にしみて認識している。私が団員だった頃30年前頃は農業従事者、自営業者と公務員、JA職員が中心であり、日中の非常招集にも対応できた。しかし、今は京都市等へお勤めの方が多く、職場の理解があったとしても日中の活動は物理的に困難な人が多い。かといってそういう条件の人であったとしても団員として受け入れなければ、定員が満たせない。現状を踏まえた上で定員そのものの見直しもされているが、それでも定員割れの団もあると聞いている。
亀岡市には女性だけで組織する「つつじ分団」がある。女性参加の取り組みとして一定の評価をしたいと思うが、「女性だけ」という点に問題が潜んでいると思う。ジェンダーフリーの潮流の中でと振りかぶるつもりはないが、性別に着目しなければならない消防団員活動、組織の見直しこそ必要ではないか。
また、消防団員は地域の役職の入り口という役割もある。その視点も消防団員確保には考えたほうがいい。